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2019.1.8
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日本企業の新事業創出とブランディングを支援する「SCHEMA」始動!
#Column
「SCHEMA(スキーマ)」は来たる未来に向けて、企業の新規事業開発サポートとスタートアップのマーケティング支援を行うプロジェクト。テクノロジーとクリエイティブの力で、企業や世の中を動かし、人の生活に根ざした事業の創造を目指します。
SCHEMAの発足人であるプロジェクトマネージャーの寺西藍子、クリエイティブ・ディレクター/コピーライターの松田健、プランナー/テクノロジストの小塚仁篤がプロジェクトの意気込みをお話します。
―なぜ今、SCHEMA発足なのでしょうか
生活者を取り巻く環境が様変わりしていて、例えば、旅行で宿に泊まる、という行為1つとっても、昔はどこに泊まろうかとホテルを調べて電話で予約して…だったのが、4、5年前からはBooking.com やExpediaのようなサイトが出てきて世界中のホテルを簡単に比べて選べるようになりました。また、今ではAirbnbで普通の人の家にも泊まることもできるようになりました。
ホテルという「もの」が中心な考え方から、生活者の行為中心な考え方に変化したことが、この従来の常識をくつがえすイノベーションのポイントであり、それを元に新たなサービスが生まれ、生活者の体験や価値観をどんどん変えてきているのです。
このようにすごいスピードで世の中が変わるなか、日本ではオープンイノベーションという言葉が流行となっています。日本の企業、とりわけ大企業が、スタートアップと一緒に組んで新しい事業を起こそうという流れがあります。実際に、ADKがパートナーシップを結んでいる、シリコンバレー発のアクセラレーターPlug and Play Japanでの活動を通じ、色々な大企業パートナーと意見交換する機会がありました。その中で、いろいろな事業部を巻き込んで新規事業を行うことの難しさや、そもそも、まず何から始めたらいいか分からない、など各企業の様々な課題があがってきました。
また、一方で、スタートアップとの会話の中では、アイデアや核となる技術は持っているけれど、それだけでは事業が成功しにくいなどの悩みを持っている旨が相談されてきました。
そこで、ADKがコミュニケーションのプロとして、大企業の新規事業部とスタートアップとを正しく結びつけ、独自のメソッドを使って、まったく新しいビジネスを生み出し、成功に導くお手伝いができるのではと始めたのがSCHEMAです。
―外部パートナーとも連携を?
SCHEMAでは、ADKやPlug and Play Japanの他に、テクノロジー系スタートアップに強いデジタルハリウッド大学大学院、IoTのプロトタイプを作成する場を持つDMM.make AKIBA、そしてグローバルに活躍する好奇心旺盛な学生を育てる広尾学園にも参画いただいています。
ネットワークや技術など新規事業開発に必要なものはもちろん、大企業への学生のアイディアピッチやワークショップを実施するなど新たなスキームも提案できるような体制を整えています。
また、新規事業を成功に導くだけでなく、スタートアップにとっても、ブランディングやターゲットの明確化などマーケティングの手法を学びながら一緒に成長できる機会になれればと思っています。
幅広いテクノロジーリソースと広告の力で培ったクリエイティブの力で未来のビジネスをカタチづくるコンサルティングプラットフォームとして、ぜひ、SCHEMAを活用していただきたいです!