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2019.9.10
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CHERRYがカレーショップをプロデュース! 期間限定で新虎通りにOPEN
#Column
8/27に新虎通りにOPENした『六咖喱縁日(シックスカレーエンニチ)』。
このお店は、住所非公開の会員制カレーコミュニティ『6curry』によるポップアップ店で、煌々と輝くネオンのもと、日替わりの店長によっておいしいカレーとお酒が振舞われています。
この企画の発起人でもある6curry inc.の代表・高木新平さんと、店舗のクリエイティブディレクションを担当したCHERRY・大橋謙譲に話を聞きました。
左:6curry inc. 代表 高木新平 右:CHERRY inc. 大橋謙譲
Q. 6curryのポップアップを出すことになった経緯は?
高木:ある日、森ビルさんから『コミュニティづくりが得意な6curryさんに新虎通りをいっしょに盛り上げてほしい』とお声掛けいただいたことがきっかけです。
現在は恵比寿、10月からは渋谷で会員制の「6curryKITCHEN」を展開しているわけですが、もっと他エリアでやってみたい気持ちもあったので、新業態としてチャレンジしてみました。
Q. “縁日”というコンセプトについて
高木:やります!と言ったはいいものの、渋谷店(2号店)のオープン準備、台湾のポップアップ企画、恵比寿店の営業などやることだらけで、リソースが全然ありませんでした。(笑)
それに店舗も簡易なものだったので、1ヶ月限定で軽やかにやるしかないなと考えたときに、夏だし“縁日”というコンセプトだったら、ピンチをチャンスに変えて楽しいものに仕上げられそうだなと考えました。6curryのビジョンは「EXPERIENCE THE MIX.」なので、縁を大事にしてますしね。
大橋:最初のブレストでは「カレー×Bar」のようなシンプルなコンセプトもありました。ただ、今回の店舗形態は制約も比較的多く、中途半端にやると“個性のない表層的なおしゃれ”に陥ってしまう気がしました。「夏の終わりだし、祭りっぽい雰囲気でやりたいね。提灯とか吊るしてさ」と現地視察中に交わした何気ない会話が今回のコンセプトのきっかけになったので、やっぱり現場に足を運ぶのは大事なんだなと思いました。(笑)
コンセプトが決まってからは、アートディレクションの方向性がとてもクリアになりました。“縁日”というのは、多くの人の頭の中に共通のイメージがあるので、色・書体・モチーフなどを決めやすかったです。
縁日のトーン&マナーに合わせ「6curry」の6を漢数字に。 つながりあう6本のスプーンをあしらい、紋のようなロゴにしました。
OPEN前に制作した完成イメージ図。まずは理想の外観をつくり、このイメージを目指してネオンなどの施工を進めました。
店舗外観。紅白幕を模したネオンは、チューブタイプのネオンをアクリルの筒に入れ、直線にすることで再現。 扱いが難しいですが、ガラスのネオンより圧倒的にコストパフォーマンスがいいです。
Q.「六咖喱縁日」の見どころ/特徴は?
高木:6curryKITCHENは会員制・招待制ですが、六咖喱縁日は1ヶ月限定店なので誰でもふらっと立ち寄れます!看板メニューのポークビンダルーカレーも手頃なサイズで食べられますし、今回用に開発した「飲むカレー」もあります。ドリンクはもう毎日気分に合わせて仕入れているので、セレンディピティがあると思いますし、店長は日替わりですから楽しい予想外の連続です!
鰹・昆布・鶏の3種のダシが香る「飲むカレー」
撮影:磯野佳史
大橋:デザイン面の見どころは、やはり外観に施したネオンですね。アートディレクションのテーマを「ネオ縁日」とし、お祭りなどでよく見る紅白の幕をロープ状のネオンで再現しました。
当初「道路の反対側から見ても目立つお店にしよう」という話をしていたのですが、虎ノ門ヒルズの2Fから見ても十分目立っていたので、その目的は果たせた気がします。(笑)
内装は、工事など派手なことはできなかったので、こだわりのビールや縁日感のあるラムネを棚全体に並べ、“魅せる陳列”を意識しました。オリジナルの提灯も、縁日のいい演出になった気がします。
ロゴネオン。六本木ヒルズや資生堂本社のネオンを手がけるアオイネオンさんの制作。
ロゴネオンを写真に撮るお客さんも多く、今回の店舗のアイコン的存在となりました。
Q. CHERRYと組んだ理由は?
高木:謙譲さんとまた仕事をしたいなと思っていたところ、今回の店舗のすぐ近くにオフィスを構えていることが発覚し、これは運命だなと思ってお誘いしました。僕らにとって虎ノ門というのは異国の地なので、そのエリアで仕事や活動をしているローカルな文脈を分かってる人たちと手を組まないとコミュニティにはならないだろうと思ってましたし。今回はCHERRYや、その親会社であり虎ノ門ヒルズに構えているADKの方々とコラボできたことで実現したプロジェクトでした。
大橋:僕自身カレーが大好きだし、新平くんから話を聞いて直感的に「おもしろそう!」と思ったので、二つ返事で快諾しました。空間(お店)のアートディレクションをしたことはほとんどなかったので、自分にとってもいい挑戦になる気がしました。あと、ポップアップ店とはいえ、飲食店の立ち上げに関わるというのも貴重な体験になるなと。
ただ、受けてみたら想像以上に大変でした。(笑) 特に、オープン直前。開店3日前なのに施工の進捗はほぼ0%…という中、6curryのみなさんを中心に本当にたくさんの人が協力してくれて、ギリギリ完成しました。まさに文化祭前夜のような雰囲気でした。本当にドタバタの1ヶ月間でしたが、提供するカレーの試食をしたり、どんなドリンクを置くか考えたり、手書きPOPをつくったりと、普段の仕事では関われないような部分までコミットできたのは、とても新鮮で勉強にもなりました。
Q. 会期は残り3週間。どんなお店にしていきたいですか?
高木:縁日というコンセプト通り、お祭りのような濃くエモい3週間にしたいです。日替わり店長で毎日テーマが変わるので、それらが積み重なっていった先にどのような場になっていくのか、僕も予想がつきませんが、6curryなりの混ぜ方で虎ノ門という土地でしか生まれなかったコミュニティをつくれたらいいなと思います。
大橋:CHERRYからとても近いので、なるべくお店に足を運んでみんなが混ざり合っている場を体感したいです。あと、看板商品のポークビンダルーカレーはお世辞抜きでおいしいので、ランチでも通おうと思います。(笑) ADKのみなさんも、ぜひ遊びに来ていただけたらうれしいです!
【『六咖喱縁日』営業日時】
8月27日(火)~ 9月27日(金)(土日祝はお休み)
※9月14日(土)は特別営業
昼営業:11時半~14時半
夜営業:19時~22時半(22時LO)
※昼は、月・火・水は「担担担」、木・金は「6curry」が営業いたします。
※営業時間は一部変更する可能性があります。
【割引サービス!】
ADKの社員証を提示すると、カレー大盛りが無料になるサービスを実施中です。
※月・火・水のお昼は、担々麺大盛り無料
9/10以降の日替わり店長は、こちらでご確認ください。
https://note.mu/6curry/n/n20c1d8260837
-6curry
https://6curry.com/
-CHERRY
https://chrry.jp/