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2021.1.12
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ADKマーケティング・ソリューションズ ウェブサイトにて、コラム「ポストコロナのマーケティングと広告」を掲載中
#Column
昨年6月にADKマーケティング・ソリューションズ(ADKMS)のウェブサイトに開設されたコラム「ポストコロナのマーケティングと広告」。開始から約半年が経過した今、編集長である、ADKMS 統合チャネル戦略センター データサイエンスユニットの宇賀神貴宏に、このコラムの狙いを聞きました。
――スタートから約半年が経ちました。
https://www.adkms.jp/special/postcorona/
日本がコロナ禍に襲われてから間もなく1年が過ぎようとしています。一時は感染者数が減ったものの昨年末より再び増加し、緊急事態宣言が再度発令されているエリアもあります。この間、経済が大きなダメージを受けるなど、私たちの社会には大きな打撃がありました。そして新型コロナウイルスとの戦いはまだ続いています。
しかし一方で、コロナ禍によりもたらされた変化は、新しいライフスタイルを生み出しています。個人的な経験では、「テレワークなどとても無理だ」と言っていた人が、何ごともなかったようにパソコン画面の向こうで仕事のやり取りを行っていますし、遠くに住む人同士がオンラインで集って会話することも、好きなレストランの料理をスマホで頼んで配達してもらうのも、いまや日常の風景です。子育てや介護などへの時間の使い方にも変化が起き、家族の時間が増えたと感じる人も多いでしょう。半ば強いられたことではありますが、新しい体験に歓びを感じたり、逆に、今までこだわっていた方法を見直すといったことが起きています。こうした「ニューノーマル」とも言われる新しいライフスタイルは、コロナ禍が過ぎ去ったとしてもある程度定着していくでしょう。そしてこの新しいライフスタイルを前提にしなければ、これからの広告やマーケティングは語れません。
そこで昨年6月、ADKMSでは、コロナ禍を経験して変貌する社会を「ポストコロナ時代(withコロナ+afterコロナ)」と捉え、広告やマーケティングについて、今何が起きているのか、今後何をすべきなのかなどについて情報発信していくことを決めました。新型コロナに関しては様々な情報があふれる中、マーケティングのプロとしての目線で情報を整理し提供していくことは、マーケティングに携わる皆さまへ私たちが提供できる価値だと考えています。スタートから約半年が経ち、現在までに20の記事をアップしています。
――コラムの特徴はありますか?
「ポストコロナ時代」ということを共通項としていますが、企業事例の紹介から生活者分析まで記事で取り扱う話題は様々で、幅広いテーマを取り上げたいと考えています。また、記事の執筆をADKグループの社員自身が担当していることも特徴の一つです。というのも、ADKグループには約3000名の社員が在籍しておりますが、私たちが日々向き合っている広告業を中心としたマーケティングビジネスの知見は、世の中に広く発信する機会があまり多くありません。社員が業務で得た知見の中から、ウェブサイトに訪れた皆さまに役立つ情報が提供できればと思っています。
――例えば、どのような記事が掲載されているのでしょうか。
昨年11月以降に公開された記事を紹介します。
・才川翔一朗(navy)「世界的危機は、世界的好機でもある。」【11/6公開】
・磯部美月(ADK Wonder Records)「コロナを機に考える、音楽を取り巻く変化と課題」【前編11/19公開】、【後編11/26公開】
・堀田有利佳(FACT)「PRにアフターコロナもWithコロナもない」【12/2公開】
・林哲也(ADKMS 統合チャネル戦略センター)
「コロナ禍の生活者が行動するきっかけは何か」【前編12/9公開】、【後編12/15公開】
・稲葉光亮(ADKMS ストラテジック・プランニングセンター)
「ポストコロナのエイジングとエンディング~シニアマーケティングのこれから」【12/24公開】
・大橋謙譲(CHERRY)「美容師、百貨店、クリエイティブブティック。それぞれの立場から考えるブランドのつくり方。」【1/8公開】
各記事では、コロナ禍の中で「クリエイターが広告以外の手段で社会課題解決にどう向き合うか」、「音楽業でどんな動きが起きているか」、「PRの在り方はどうあるべきか」、「生活者が動かない理由と動かすヒントは何か」、「シニアの意識変化や関心推移はどうなっているか」などに触れています。1/8に公開された最新記事ではCHERRYの大橋が、現役美容師でありYouTuberとしても活躍されている宮永えいとさんと、三越伊勢丹の江島基さんをお招きし、コロナ禍においてそれぞれが対応した新しいビジネスの形とそこでの発見について語っています。
――今後の計画について教えてください。
まだしばらくはコロナ禍が続きそうですし、また新たなライフスタイルの変化も生まれるかもしれません。そうしたものを追いかけて今後とも記事をアップしていければと思っています。さらに今後は「ポストコロナ時代」というテーマ以外の切り口においても、ADKグループ社員が積み重ねてきた知見をもとに、情報発信を積極的に進めていきたいと考えています。