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2021.1.4
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2021年 年頭所感
#その他
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は、未だかつて経験したことのない世界的パンデミックに翻弄された一年でした。ビジネス環境は激変し、それに伴いワークスタイルにも急速な変化が起きています。過去数十年に渡って遅々として進まなかった「日本企業の働き方改革」が、はからずもコロナ禍に背中を押されるかたちで進んでいます。
ADKにおいても、リモートワーク・出社勤務の判断を自身の裁量に任せる「ハイブリッド勤務」を導入するなど、感染リスクに十分配慮しながら多様な働き方で業務にあたっています。今のところ大きな支障もなく、ADK社員の順応力の高さを頼もしく感じています。
ADKは昨年、『すべての人に「歓びの体験」を。』というパーパス(社会的存在意義)を策定しました。「すべての人」は、ADK社員も含むすべてのステークホルダーを意味します。人々に歓びをもたらすアイデアを生み出し実現するためには、まず社員自身が歓びの体験を享受することが大切だと考えています。具体的には、歓びを感じる働き方や働く環境です。そうした体験を糧とし、人々のあらゆる生活シーンを価値ある体験の場としてリ・デザインし、人々の生活をより豊かにするマーケティング会社を目指していきます。
また、こうしたパーパスを根底に置き、中長期的な事業ビジョンを『顧客を資本と考える・顧客体験創造会社』としました。消費者を動かし、継続的な顧客へ、さらに熱烈なファンへと進化させる。熱烈なファンは、新たなファンを生み出してもくれる。そういう「熱い顧客」の存在そのものが、ブランドが将来にわたって生み出す価値を決めると考えています。顧客は、持続的な企業成長の「資本(Equity)」とも言えます。ADKは、顧客にとっての「歓びの体験」をあらゆる接点で、継続的に、かつ一貫して提供していくことで、顧客の価値を上げてクライアントのビジネス成果に貢献していきたいと考えています。
このような考え方は、ADKのもうひとつの柱であるコンテンツ事業にもすでに根付いています。
「2021年の経済はゆるやかな回復基調」という声も聞かれる一方で、未曾有の事態に対する先行きは見通しづらい状況が継続するものと思われます。そのような状況の今だからこそ、消費者を見つめ、時代を読み解くことで、現在そして将来に向けての最適なソリューションを提案できるADKの真価を発揮できればと考えています。
株式会社ADKホールディングス
代表取締役社長 グループCEO 植野伸一