ADK CSR DESiGNiNG 生活者の環境意識/行動に関する調査レポート

12 / 18 . 2008

2009年の新成人は”エコ・エリート”

  • 中学時代から環境を「勉強」として学んできた豊富な知識を持つ。(義務教育で「環境教育」を受けて成人になった”第一世代”)
  • 但し、実際の「環境行動」実施にはまだあまり繋がっていない状況。(“分かってはいるけどできていない”という一面も存在)
  • 物事に対する「合理的な思考」と「バランス感覚」を持つ。(“分かってはいるけどできていない”という一面も存在)

★環境行動:「節電をする」「マイバッグを持つ」など、生活者が行う環境に配慮した行動


「ADK CSR DESiGNiNG」では、「生活者の環境意識や環境行動」について把握するために、定期的に生活者を対象にした調査を実施しております。

今回2008年10月に実施した調査では、特に「2009年の新成人」にフォーカスを当て、これからの「環境社会」 「環境消費(環境に関わる消費活動)」

を担っていく彼らの「環境意識や行動の特徴」について分析を行いましたので、ご報告させていただきます。

まず、環境に対する知識/意識について見てみると、中学時代から「環境教育」を通じて「勉強」してきた彼らは、

環境についての知識が豊富な”エコ・エリート”であることが分かりました(参考:「環境教育」は2002年の「総合的な学習の時間」開始により本格化)。

但し、思春期に差し掛かる中学生から「勉強」を開始したためか、彼らは環境の知識を上の世代ほどは重要視していないようです。

次に、このように環境に対する知識が高い一方で、彼らが普段どの程度「環境に配慮した行動(環境行動)」を行っているのかを検証してみると、

成人全体に対して総じて行動実施率が低く、まだまだ知識が実施に繋がっていないことが確認できました。

彼らが環境に対して「企業に任せるだけではなく一般市民も率先して活動をしていかなくてはならない」と考えていることから考察すると、

この背景には、「分かってはいるけどできていない」という現状があるようです。

また、彼らの物事に対する考え方を検証してみると2つの特徴が浮かび上がりました。1つは物事の判断において「自分にとって良い/悪い」

という合理的な思考をする傾向があること、もう1つは若者らしい「チャレンジ精神」と「安定志向」の間でうまくバランスを取っているということです。

今後、彼らの「環境行動」を効果的に促していくために、彼らのこのような考え方の特徴を考慮していくことが重要と考えられます。

今後も「ADK CSR DESiGNiNG」では、各種調査分析などを通じた生活者へのアプローチメソッドの開発、社会貢献のリソース開発やネットワーク構築などにより、

企業のCSRコミュニケーション活動を総合的にサポートして参ります。

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